【INTERVIEW】
スナップに対する想いを軸に、学生時代や注目のiPhone/iPadアプリ「STYLE from TOKYO 2010S/S
」等、これまで語られなかったシトウレイの生き様や本音トークを収録。
2010年、ストリートスナップブロガー元年と共に、更に目覚ましい活躍を続けるストリートスナップハンターのシトウレイ。
その功績は日本のみならず、海外でも高い評価を得て、Fashionista.comのMost Influential Street Style Bloggersに日本から唯一選ばれ、ロシア・モスクワで写真展を開催し、遂に写真集(書籍)に先駆け、iPhone/iPadアプリ”STYLE from TOKYO 2010S/S
”をリリースした。2時間半に及ぶインタビューを紹介する。
話し手:シトウレイ、聞き手:スナオシタカヒサ(太字)
ー高校時代は、何か将来の夢(目標)はありましたか?
ぜっんぜっんない(笑)。
ー当時は、 ファッション等に興味がありましたか?
進学校だったから、あまり他の事に気を回す余裕とか周りにオシャレな子がいなかったりしたから「かわいくなりたいけど、かわいくなり過ぎないようになりたいな〜」みたいな、なんとなく好きだった程度です。
ーどのように、ファッションを学びましたか?
学生の時からモデルをやっていて、スタイリストさん、ヘアーメイクさん、カメラマンさんといったファッションのエキスパートに囲まれてたりして、自分とは知らない事(世界)を学んだりしました。
例えば、スタイリストさんが皺やディテールを直したり所なんかは、着こなしを考えるうえで勉強になりました。
ーそれから(大学卒業後)、STREET編集室(ストリート業界)へと進みましたね。
アイテムを着方一つで変えられる”自由”を学び、そこから一気に熱が入りましたね。
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| 2年間、ほぼ毎日のペースで全て自分でスナップがアップしている。 |
ーSTYLE from TOKYOの”STYLE”が”シトウレイ”とも読めなくもないですが、意識して名付けられましたか?
あっ!知らんかった!!!・・・確かに!今気が付きました!上手い事言いますね(笑)。
ーという事は、STYLEは”スタイル”という事ですね。どういった由来でしょうか?
題名とか屋号は、「誰が見ても分かり易いシンプルさが良いな」って思っていて、”FASHION”というフレーズも候補にはあったんですが、「FASHION=服、STYLE=洋服と人となり」という解釈と「私が撮りたいのは?」って考えた時に「服じゃなくて”あなた(被写体)”が撮りたいんだ」というのがあったので、”STYLE”という言葉を選びました。 今してくれた質問のように、人にイマジネーションを起こさせる。そうゆう、無駄を削ぎ落とす事で”含み”が生まれるフレーズが屋号にほしいと思ってつけました。STYLEって言葉は私にとって本質的な部分だと思います。
ーこれぞ“トーキョー”といえるストリート・スナップを世界に発信したいと思い立った事が一つのキッカケで始めたそうですが、STYLE from TOKYOに寄せられるコメントは海外からが多いのも特徴ですね。
海外のスナップサイトのFaceHunter、The Sartorialistもそうだけど、海外はコメントを残していく文化があって。日本の方は少な目です。実はみんなに書いて欲しいと思ってはいるんですが(笑)。
ー最も伝えたい読者層というのは、どういった人達ですか?
ファッションがそこまで好きじゃない人に伝えたいです。
ファッション好きな人はもちろん、知らない人にもSTYLEfromTOKYOを通じて、その美しさ、良いモノ、そしてfashionていうのは、単に上辺だけを見繕っているだけではないんだって部分をちょっとでもいいから伝えていきたいなって。
ーその部分は、個人的に写真よりも添え書き(言葉)に響きます。
ありがとうございます!
やはり写真は饒舌だけど、それだけでは伝わらない部分があるので。
それもSTYLE from TOKYOを始めた一つのキッカケの一つで、ストリートスナップをやっているとその人(被写体)と話したりして内面の良さに惹かれる部分もあったので。
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| 実際にスナップを通して感じた事や日々の日常の想いが綴られている。 |
ーシトウさんの言葉って、被写体(特に女性)の人に感情移入している部分を感じたりします。
女の子だから共通項も多くて、シンパシーがあるかもしれないですね。
ー女性の親近感とは逆に、男性には憧れ(敬意)を感じたりまします。
女の子目線で撮っているから、「私じゃ、この服着れない」、「この着方は出来ない」とか違うモノ(幅)があるからだと思います。
女の子の場合は自分のフィールドでもあるから、「いつかしたい格好」と「今の自分では出来ない格好」の2つに限定されてしまう、だから探すのが難しいですね。
ーシトウさんの言葉からは”オシャレ”という言葉をよく見聞しますが、どういった定義付けをしていますか?
”オシャレ”の定義って難しいんだけど、傾くに似てるかも。(*傾く=連用形を名詞化した歌舞伎の語源。)
そして、自分(気持ち)も洋服もチェアアップ出来て頑張っている姿がオシャレかな、と思います。
でも、頑張り過ぎて、「方向性が、方向性があさってのほうに!」みたいな所がある人もあるけど(笑)、まぁそれはご愛嬌。
オシャレって凄い浅はかなフレーズでしょ?(笑)
ーそうなんですよ。誰でも気軽に使える言葉だから、シトウさんがどう思っているか興味がありました。
”オシャレ”って言葉は、ある何かをオシャレっていっちゃったら、必然自分のオシャレ基準が歴然と明るみにでてしまう。
自分のオシャレレベルを試されているリスクを背負った言葉だと思いながら使っています。ミスしないように(笑)。
ー同一人物が他の媒体でクールにキメているのに、シトウさんの写真では笑顔で、凄くそういった内面(素)が滲み出ていて、それが良いなって思います。どのようにコミュニケーションを取っていますか?
あんまり意識していないんですが、、、コミュニケーションは撮る前から撮った後までの少しの時間の中だけだと思います。
正直、何枚か撮った中から笑顔を選ぶのは多いかもしれませんが、なんか自然に笑ってくれます(笑)。
ーシャッター切る時に「撮りまーす。笑ってください!」とか言いますか?
撮られ慣れてない人とか肩に力が入ってる人とかは「肩の力抜いた方がいいよぉ!」とか言ったりしますが、あんまり言わないですね(笑)あとは、相手の良い所、例えば着てるものとか、持ってるバックだったり髪型なんかを伝えたり、個人的だけど最近会った楽しかった事を話したりしていますね。
ー女性のフォトグラファーというのも安心感を与えているのかもしれませんね。
確かに、その辺りはあるかもしれないですねー。布団とか壺とか怪しい勧誘の人ではないだろう、というのは見た目でわかるかとも思うので。 あっ!そういえば着物着てる時は、いつもより撮らしてもらえる確率高かったかも(笑)。
ー撮る時に意識している事はありますか?
「あなたに撮られて嬉しかった」って思われないと私は撮っちゃダメだなって思ってます。
なので、自分が撮られたりする事もあるので「何だったら、一番嬉しいんだろう?」って考えてます。
撮らしてもらう人の時間(約5分くらい)を頂いてい るのだから、仮に急いでいたりしたら、ある意味あたし邪魔な人じゃない?だから「忙しいけど、撮らせてやって良かったな」って思ってもらうためにどうすべきか、日々考えてます。
これからもう会わないかもしれないから、その時間で何か良い想い出を残せるように、ハッピーを伝線出来るようにガンバロウ!って。
ー撮り終わった後は、写真をその場で(被写体に)見せていますか?
見せてたり、見せていなかったり、バラバラですね〜。
あんまりに良いと「みてみてみて〜!!!」って見せてる時はあります(笑)。
ーアンケート用紙には、どんな事書いてもらっていますか?
着ている物とか他の媒体さんと殆ど同じですよ。
書いてもらってる最中に色々とコミュニケーションが生まれたり、知らない事を知るキッカケになりますね。
あと、海外では全然やらないみたいですけど、日本(書籍の引用、販売等)はそういう権利関係が凄く厳しいので、許諾書としても使用しています。
ーそこから、自分のコーディネートに参考にしたりしますか?
悩んでいた物を買うキッカケになったり、いいなと思った着方とかは パクってます(笑)。
この間はかっこいいTシャツを着てる男の子がいて、 買ったお店を聞いて、そのまま撮影後買いに走ったり!
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| 常に持ち歩いているというGF1 |
ーどのくらいの頻度でスナップを撮っていますか?
海外に行ったり、原稿の〆切りがある時以外は、ずっとですね。
ー朝からですか?
朝は人がいないので、夏は15時過ぎくらいから18時半まで。でも、冬は17時くらいまでですね。
ースナップの撮影地として原宿を大事にしていますよね。
「オシャレな人を撮りたい」っていうのがあって、色々な所行ったけど、確率が高い結果なんですけどね〜。
ーまた、同様にスナップを撮る上で「潔さ」を大事にしているのを見聞しました。撮る前に、人を見て、服等を見ますよね?その「潔さ」というのは、どの辺りを指していますか?
ためらいがない。
例えば、メンズヒールを履いてる男の子がいて、そこに恥ずかしさ、躊躇いがなくて、「これが、私です。着たかったから着ました。ですが、何か?」みたいな、この服をセレクトした事に負い目も気負いもない、それを身に付けた事に対して迷いがない。そうゆうのを観ていると、凄く自然体でストンとしていて良いなって。
ー「ピン!」 と来た中で、そういった感覚を覚えますが、どうゆう風に気が付きますか?
歩いてると、眼の中に「あっ!ストンとしてる!」って人が現れるんです。ふいに。
それは洋服と人が見事に調和したと言うか、「着られてないし、着てないし」 みたいな融解点。
それが、凄い地味でも派手でも良いの。着物でもドレスでも何でも良いんだけど、そういった事がスタイルなのかなって。
−シトウさんの写真では、色補正といった事前や後加工をしていないのは何故ですか?
あんましないです、っていうか腕がないんで(笑)
−でも、興味がある事に真っ直ぐ進む(よりよく見せたい)タイプだと思うので不思議なんです。
以前、ちょっと写真の勉強をした事があって、最初はソレが面白かったんだけど「キレイになり過ぎちゃう感じ」がして、なんかピンと来なくなっちゃったんです。
私は「あなたそのものが好き、あなたそのままが好き。撮った瞬間を大事にしたい」と思い、テクニックとか構図とか、そういうのはやんない方がいいかもな〜って思い、考えるのをやめました。
ーでは、全て自動設定ですか?今、お使いのカメラは何ですか?
(設定)時間かかるじゃない?そこで、時間が掛かってモタモタしてると撮らせてもらっている人の表情が自分で作った顔、なんていうか決め顔になってしまって、素そのもの良さ(瞬間)が逃げていく感じがするの。
あなたが魅せたいあなたではなくて、今あなたが歩いているテンションのままが私は魅力を感じているから、それを撮らせてもらいたいなって、そういう風に思ってます。
ー不意打ちみたいなショットもありますよね。
ありますねー(笑)。なんか良くない?そのまんまな感じが。
写真の美しさより、そこにある空気や表情、雰囲気を残したいんです。
ー定点観測のように、ストリートを捉えていると「変わった!」って感じたりしますか?
んー、どうなんだろ。大抵あとから分かることが多いです。
撮りためていた写真を「さぁ、本腰入れて写真を選ぶぞ!」っていう時に、なんか、変わったなって気づいたり。
例えば、服の丈の長さ、色味の変化とかは、STYLEfromTOKYOの1年前の写真を見比べると分かったりしますね。
ー撮れば撮る程に、理解が出来るようになるという事ですね。何かコツはありますか?
コツは、忘れやすい事!
前に流行ったものをあまり覚えないようにしていると言うか・・・例えば、アレが流行ったって意識があると、自然に目が追ってしまうので、記事も書いたら直ぐに忘れるようにして、常にニュートラルでいたいから「次!次行こうっ!」みたいに、常に前の事をさくっと置いて忘れて、目を新しくしていくことですね!
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| タグ付けしている程、シトウレイ自身もお気に入りのジェントルマンシリーズ。 |
ーそれが、シトウさんの中で最も表れていると感じるのが、ジェントルマンシリーズなんです。
それは今年から始めたんです。それまで全然スーツに興味がなくて「全然自由じゃないしつまんない。もっと着崩せばいいのにっ!」って思ってたんです。
色々撮らせてもらった人たちに「これはなんでこうなの?」みたいに聞いたら、顔を子供のようにして楽しそうにワーッて喋ってくれて、それでそれがすごく面白くて!
中でも「決まった型の中で、どれだけ遊ぶかが面白い。」って言っていた方がいて、それが印象的でした。
それで「例えば、全部ブリティッシュじゃつまんな いと思う」って言ったら「全然、そんな事は変えてもいいんだよ。だけど、ブリティッシュ・イタリアン・アメリカンが何かを知る。それを知ってから遊べたら 格好良いけど、それを知らないと野暮になるから勉強してからがいいよ。まぁ、レイちゃんは着ないけどね(笑)」って言われて、凄い選択肢だなって。
それで、能とか歌舞伎に凄い似てるって思ったの。スーツも型から入って、そこから遊んで、深みが分かってくる。
歌舞伎とかも型があって、20代、30代・・・と年を重ねると解釈が変わってくるのと同じように。
例えば、ストリートって「運動場で何してもいいから遊んでねー」みたいな感じだけど、スーツは「サッカーをします。あるルールの中で遊んで下さい」みたいな。
ー逆に、ストリートで物足りなく感じる事はありますか?
5年前と比べて、綺麗な物の着方を出来る人が本当に少なくなってきたなって。
mm単位だけどサイズ感が甘いとか、アイロン掛けた方がイイとか小さな所が気になっちゃうの。
「〜した」じゃなくて「〜なった」って言うのが、多くて、 自分に合うサイズ感を知らずに、着崩しから入ってるからかなーって。
ーそうなった要因は何だと思いますか?
着崩す前に、きちんと着る、ちゃんとした着方のルールを勉強する機会がないままになっているのかな、とも思います。
例えば、前は自分がちゃんとした着方が分からない時は、店員さんがサイズを選んでくれたり、着方を教えてくれたり、雑誌を見たりして、知る機会があった。
今はそういう機会が少なくなって、ファッションをいきなり着崩しから取り入れてる状況なのかなと思う。
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| スナップ時に被写体に書いてもらうインフォメーションの裏にスナップを撮った番号が記載されている。 |
ー近年では、日本や海外でもスナップが定番化して溢れかえっています。この現状に対して、どう想いますか?
いっぱい媒体がある事自体は良い事だと思うし、互いに切磋琢磨できるからいいなと思います。
ー現場を通して、日本と海外のスナップの違いは感じますか?
仕込みがあるかないか。
ー中にはヤラセ(被写体にアイテムを身に付けさせたり、あたかも偶然を装った(呼び出し撮影)があります。
こういった事に対して、シトウさん自身はどのように感じていますか?
FaceHunterのYvan Rodicが来日した時に一緒に原宿を歩いてた時に、某誌さんのスナップ撮影で(編集者さんが)服を持って、街の人に着せてるのを見て、「レイも誰かに服を着せて ストリートスナップって言ってるの?そんなの全然ストリートを活かしてないし、おかしいと思う。うんざりした。」って言ってたんです。
夏だから秋の撮らないといけないとかアイテム特集で仕込みは入れてるのは仕方ないと思うけど、やはり本質的ではないとは思う。
ーシトウさんは、同一人物が写っている事もありますが、そういった事をやっているのでしょうか?
ぜ〜んぶ偶然(笑)。
STYLEfromTOKYOはそうゆう事(ヤラセ)は、やらないんです。
ー呼び出し撮影は、被写体の人とコミュニケーションが取れている信頼があって良いと思いますが、でもリアルなストリートじゃないと言うか・・・これだけ媒体やカメラマンがいる中でもストリートならではの空気感を感じる事が少ないです。
たくさん見つけるのは手間も時間もかかるけど、「カッコイイ人、カワイイ人」はいます。
既存の読者モデルさんだけじゃなく、そういう自分の足で見つけた人をもっと、ちゃんと見せられたらトーキョーの魅力がよりリアルに伝わるようにあるかなと思います。
大きな媒体だと、ストリートスナップも編集の仕方で、いくらでもストリートの情報を操作することができてしまうという側面もあるんです。 例えば赤い靴だけを履いている人を集めて撮って、「今トレンドは赤い靴!」とか。
トレンドを見つけるんじゃなくて、トレンドを作ることすらできてしまう。
STYLEfromTOKYOは、街を見続けていて「あっ、こう変わったんだ!」って、(流行など)変わってきたモノを見つけ出す、そういう姿勢でとりくんでいます。
ーSTYLE from TOKYO以外にも掲載している媒体が多いですよね。その際に、どのように写真を選んでいますか?
大事にしているのは「見ていて楽しいなっ♬」って思うことです。
切り口は色々あって、例えばSTYLE from TOKYOで補えない細かい所(アイテム、サイズ感)とかをまとめて紹介したり。
媒体によって、ファッション好きの濃度が違うので、各々に応じて堀深めたり、または噛み砕いて届けてます。
ーそこで、さっき言っていた情報操作の問題とぶつかりませんか?
そこは、すごい慎重に考えますね。
だからテーマを見つける時は「●●にしよう!」とかはしないように、自分で自分の写真を見返して、そこから浮かび上がってきた共通項の中から発展させるやり方をとってます。
ジャーナリスト(報道)の視点が基本なのだから、そこにあるものに対して、絶対に嘘を付いちゃいけない。変わったコトに対して、柔軟でいたいから意図的に何も変えないようにしているのかもしれないです。
ーそして、遂にSTYLE from TOKYO 2010S/S
が発売されましたね。どういった経緯で写真集の発売に至りましたか?
別の媒体さんで「いつか、写真集やりたいな」って言ったら、ディスカバーさんから「写真集と電子書籍を考えてます」というお話を頂きました。
ー電子書籍良いですよね。ファッション系の写真集が出ると言う事で、凄い嬉しいと同時に羨ましかったです。
私も電子書籍の事を聞いてからは、そっちの方が「やりたい!」って思いました。
ー企画の話から、どのくらいの期間で製作しましたか?
「iPadの発売に合わせよう!」という事もあり、2〜3ヶ月位?
ー今回のスナップ(被写体)を掲載する上で選んだポイントを教えて下さい。
fashionもそうだけど、人、その人個人として魅力がある人を選ばせてもらいました。
ー電子版と書籍版の両方ありますが、内容は違いますか?
次のシーズンにアプリの方で秋冬を出して、書籍では本当の「ベスト・オブ・ベスト」、春夏秋冬になる予定です。
ーリリースしてみた感想はどうですか?
うーん、なんか実感がわかないんです、まだ。 もうちょっとしたらわいてくるのかなぁ。
ーランウェイ等にも足を運ばれていますが、ファッションショーを撮りたいという想いはありますか?
今はstyle.comとかでショーの翌日すぐみられるから、それ見てるだけであたしは十分満足だから、大丈夫です。
ーでは、今後どういった写真を撮ってみたいですか?
スナップは、ずっと撮りたいんです。あ!アジア圏のスナップが今気になります。
ー何故、アジアを撮りたいですか?
ファッションが凄い変化していて、どこに”原宿”のような場所が出来るか分からないし、 定点観測したら10年後凄い変わると思うからです。
日本は欧米を見てファッションが進んできたことに対して、アジアの人は欧米と、そして日本を見つつファッションが進化している。それはまた独自の価値観を生んでいて、かつそれはぐんぐん伸びている最中で。数年後それはあたしたちの価値観とはまた違うものになると思う。
今年の冬にシンガポールに行った時も街の人たちの「好き、好き!」って、ファッションの熱がとても熱くて、胸が騒ぎました。この熱さは今の東京にはない熱さ。うらやましいの、なんかこの熱さ。
ー最後になります。シトウさん自身、今後どうありたいですか?
ファッションの”リアルなところ”を記録していきたいです。
人が呼吸して動いてて、その生活の延長線上にあるファッションを記録していきたいなって思います。
土臭い、にんげんくさい所と、かっこいい、かわいい所。同じ人の中にその相反するようにみえちゃう部分が共存してる、その魅力。
enjoy fashion,love your life!
INFORMATION
世界初!音声付の二ヶ国語電子書籍写真集『STYLE from TOKYO 2010S/S for ipad 著者:シトウレイ
販売価格:1200円
販売価格:1200円
PROFILE
シトウレイ/Rei Shito1979年8月23日生まれ。石川県加賀市出身。
ファッションモデル、フォトグラファー。早稲田大学教育学部入学、在学中よりモデルデビュー。特技は速読、着付け。
モデルとしてだけでなく、舞台や映画、TVCM、Music PV、など幅広い分野で活躍している。
また、STREET FASHION CULTURE誌「STREET」「FRUiTS」「TUNE」でフォトグラファーとして活躍後、2008年7月に独立し、東京のストリートファッションを海外に向けて発信するブログサイト「STYLE from TOKYO」を開始。原宿のファッションアイコン的存在。
IMPRESSION
どの質問に対しても、全てが繋がる統一感のある自身の考えがあり、その考えの支えにあるのは、歌舞伎や能といった文化からの影響がファッションへ反映されていると感じました。それに加え、長年ストリートを撮り続けているからこそ、とても説得力がある言葉でした。
ストリートスナップは、見知らぬ人を中心に撮っていくので、ある種最も難しいコミュニケーションの一つだと思います。
でも、インタビュー中に「パクリですよ(笑)」と言ったように、ただ撮るだけではなく、自分に活かそうとする姿勢が、また一つエネルギーになっているのかもしれません。
聞き手、写真、文:スナオシタカヒサ
Interview,Photo,Text by Takahisa Sunaoshi (STUDENTS VOICE.JP)









